こんにちは
ゆらうみこころとからだの鍼灸院 清水です。

今日はゆらうみの治療法、PCTSについてのお話です。

さて、突然ですが、PCTS とは何を表しているでしょうか…?

Pain
Care
Treatment
Stretch

 

の単語が合わさってきています。

この施術法は山﨑喜耀氏によって考案されたものです。

ゆらうみの施術を受けたことのある方はもうお分かりかと思いますが、PCTS は基本的に仰向けで全身の施術を行っていきます。

街でみかけるリラクゼーション、マッサージや鍼灸院のほとんどがうつ伏せで行うところが多いので、「何だか顔を見られているみたいで落ち着かない」と感じたかたもいらっしゃるかもしれませんね。

 

では、PCTS はなぜ仰向けで行うのか?というと、それは『押す』『揉む』といった方法ではなく、『動かし、伸ばす』方法なのでうつ伏せの状態より仰向けの方が関節を動かしやすいからです。

 

『動かし、伸ばす』理由は、みなさんが訴える痛みやコリ、慢性疲労、痺れなどを広い視野でとらえたとき、その原因の多くは全身の血行不良、または患部の血行不良にあるといえるからです。

 

血液は全身に栄養と酸素を送り、老廃物を回収しています。
この働きが鈍くなると、身体に老廃物か停留し、その結果痛みやコリ、慢性疲労といった症状が引き起こされるのです。
その血行を改善するため、縮んで動かなくなった筋肉を動かし、筋肉のポンプ圧を作動させるのが『動かし、伸ばす』理由です。

 

筋肉の大きな役割のひとつとして、各関節をまたいで収縮・伸展し、首、肩、腰、足といった様々な部分を動かす(首を傾げる、物をもつ、椅子に座る、歩く…etc)という働きがあげられます。
PCTS では、関節の動きを活用してからだ全体をゆらゆらと、時に大きく、時に細かく動かします。こうした運動を加えることにより、痛みの原因である硬結部位に直接働きかけ、痛みやコリ、痺れなどを取っていくのです。

 

さらに、仰向けであるということは、呼吸を妨げることがありません。

 

うつ伏せで押していく方法では、胸が潰されて「う…っ!」と息が苦しくなり、せっかくコリをほぐしにきているのに、かえって力んでしまいます。
仰向けなら、呼吸器系の弱い方、骨粗鬆症の方、妊婦さんでも安心して受けることができます。

 

ゆらうみにお越しの患者様は「どこに行ってもダメだった」というコリの玄人ばかり。

 

外側から押すだけでは、比較的表面の筋肉の血流はよくなっても、深い筋肉には到底届きません。
施術がおわってからなんとなく楽だけど、翌日には元通り…。
PCTS では筋肉のポンプを利用して表層の筋肉だけでなく深いところにある筋肉の血流も促進させているので施術を受けた直後はもちろん、翌日、翌翌日にも施術の効果が続きます。

それはなぜかというと、回復力にあります。
人間の身体には、怪我や病気を自分で治そうとする力・自然治癒力が備わっています。
慢性的なコリや痛みでお悩みの方は、日々の仕事や育児で慢性的な疲労が重なり、回復力が低下してしまっています。その回復力の源が血流なのです。
PCTS で血流を改善させることで、ご自身の回復力を向上させることができるのです。

 

慢性疲労を「もうずっと付き合っていくしかないから…」とあきらめている方、ぜひ一度いらしてください。

スタッフ一同、全力で向き合います。